Nuxt 4のディレクトリ構造について試す

NuxtJS
ElchinatorによるPixabayからの画像
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Nuxt 4の開発が進んでいるようで楽しみです。Nuxt 3からNuxt 4へのマイグレーションガイドも公開されていましたので、アップグレードに備えて少し触ってみたいと思います。

Nuxt 4

アップグレードに関する情報は、すでに別の方が詳しく整理してくださっているのでそちらを見ていただくのが分かりやすいです。(参考リンク)

大きく変わる点の1つとして、ディレクトリ構造があります。従来プロジェクトルートにあった数々のディレクトリの大半は、appというディレクトリに集約されることになりました。nuxt.config.tsでディレクトリの融通は効くようになっているのでNuxt 3のディレクトリ構造で維持することもできそう?です。

今回はディレクトリ構造に焦点をあてて試してみます。

では、実際に触ってみます。Nuxt 3で以下のようなディレクトリ構造を持っているものとして進めます。

Nuxt 3の最新版を入れます。

簡単なコンテンツを準備します。

起動することを確認します。

続いてNuxt 4のディレクトリ構造に修正します。

まずnuxt.config.tsを以下のように修正します。Nuxt 3の挙動をそのまま継承させるためにexperimentalプロパティでいくつか設定をします。公式ドキュメントに載っている内容を引用します。

注意点としては、serverやpublicディレクトリは、rootDirからの相対パスになることです。rootDirを指定していない場合、デフォルトでプロジェクトルートディレクトリになります。今回はsrcディレクトリの下に配置したいので、src/serverのような設定を加えています。

参考  https://nuxt.com/docs/getting-started/upgrade#new-directory-structure

続いて各種ディレクトリを移動させます。以下のような構造になります。

アプリケーションを起動してみます。compatibility version 4のログが出力されており設定が効いているようです。

http://localhost:3000 にアクセスすると無事コンテンツを表示できました。

いい感じですね!少しずつ最新機能が試せるようになっているので、アップグレード対応も少しずつ進められそうな気がします。モジュールなどを含めての動作確認はしていないので、依存している周辺システムの状況を見ながら移行準備しようと思います。

参考リンク

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