生産管理の概要について学べる本です。
私は、生産管理について直接関わったことがないため大変勉強になりました。広く体系的に生産管理に関する知識のインプットができます。図解も多く理解しやすいです。
中小企業診断士の2次試験の事例3では、生産管理に関する事例が出題されます。以前2次試験を受けた際に生産管理の得点が思うように伸びませんでした。生産管理の役割や責任、具体的な業務、そしてそれがどのように生産性向上や収益性、売上向上につながっていくのかの因果の構造をしっかり頭で理解できていなかったからでしょう。生産管理は企業のものづくりの中枢であり、その業務範囲は、在庫や設備、工程や作業、物流の管理など多岐に渡り、生産管理部門は様々な関係部門を横断する窓口組織です。生産管理の仕組みがしっかりと構築されている企業は、高レベルで生産統制ができており、顧客満足度の高い製品やサービスをタイムリーに必要な量だけ提供でき、欠品や過剰在庫もなく、高い収益性を実現することができる。生産管理は、デザインや企画・設計・開発力に加え、実際に狙った品質を物理的に形にする価値創造工場で、ノウハウが凝縮されたものづくりの競争力の源泉にもなっている。
本書は、2次試験のための知識補完として非常に良い書籍だった。加えて中小企業白書に目を通すと理解がより深まる。
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