【読書】最近読んだ本のまとめ

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VUCA時代と言われるようになって随分と時が経ちますが、一段と世の中の変化が早くなっていると感じます。特にAIをはじめとしたテクノロジー。最近はというと、企画開発、チームマネージメント、専らこれらが私の頭の中の大部分を占有している。企画開発もマネージメントも全然上手くできていない。私にとっては不慣れな領域ではある、けれどその分学びが多いし成長できると信じている。やり方に正解はない。考えて、試行し、振り返り、考えて改善し、また試行してもがき続ける。休日は次の作戦を練るための小休止。闇雲にやっていては現場の理解も得られないし、チームや自身の成長にもつながらない。インプットを増やさなければ、当然考えつく策も乏しい。

先人に学ぶべく、備忘録として最近読んだ本について書き留めておきます。

渋谷ではたらく社長の告白 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2013/6/27

渋谷ではたらく社長の告白 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2013/6/27

Xのタイムラインで気になったので本屋で購入。ブログは存じていたし、私がWeb広告の業界にいたので当然会社も知っていました。

読んでいるうちに引き込まれて一気に読了してしまった。

ページ数は多くないので数時間で読めます。

数々のピンチなシーンでの苦悩とその時の判断とか意思決定の様がすごくリアルに描かれてます。会社の立ち上げ、組織の拡大、買収の話、20代という年齢でとんでもない経験をされているなあ。私の20代は、、と比較にならないくらいの濃い時間です。永続し成長し続ける企業の背景には、こういったピンチを乗り越えてきた深い歴史やストーリーがあるのだと改めて認識しました。

しかし、クリック保証型広告システムのベースがホリエさんだとは知らなかった。しかも爆速開発だったのですね、スピード感に圧倒されました。。

エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」 単行本(ソフトカバー) – 2023/8/30

エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」 単行本(ソフトカバー) – 2023/8/30

とあるセミナーに参加して知った「エフェクチュエーション」。

連続起業家のように、次々に新しい事業を立ち上げる人に共通する思考や行動パターンはどういったものなのかを体系化した意思決定の理論のことだそうです。

論文自体は2001年とかなり前に発表されていたようです。

(私はまだ学生生活を送っていた頃です)

本学問分野ではド素人ながら、エフェクチュエーションという考え方を知って、昨今の時代にとても有効なアプローチだと感じました。

エフェクチュエーションの特徴は、手持ちの手段から意味のある結果を生み出すことを重視する、という考え方。予測が不可能な状況において有効に働くアプローチ。

対して従来のアプローチはコーゼーションと言われ、目的から最適な手段を追求する、という考え方。予測し合理的に説明しながら進めていくイメージ。市場や機会を特定し、競合分析や市場調査をし事業計画を策定していくといった通常企業で実践されている手法です。目的が見えている、組織的に進められるという状況において有効なアプローチなのだと思います。

これらについて、どちらがよいという訳ではなく、状況や環境によって使い分けていくのがよいのだろうと私自身は理解しています。事業のフェーズによっても変わってくるのだと思います。新しい価値、新しい市場をこれから創造していくというフェーズにおいてはエフェクチュエーションが有効なのだろうと思います。

エフェクチュエーションを理解して、体得していくには実践が欠かせないと思っています。まずは、自分の趣味とかプライベートの場面でトライしていくのが良さそうと思いました。

時間最短化、成果最大化の法則──1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム 単行本(ソフトカバー) – 2022/11/16

時間最短化、成果最大化の法則──1日1話インストールする“できる人”の思考アルゴリズム 単行本(ソフトカバー) – 2022/11/16

成果=スキルx思考アルゴリズム、と定義されています。同じスキルでも、思考アルゴリズム=考え方のクセで成果に大きく差がつくらしい。物事1つに取り組む場合でも、最初からやってもダメだと考え動かない人、とりあえずやってみるかと考えて行動する人、考え方のクセで生まれる成果も異なってくると。

本書では、そんな思考アルゴリズムですぐにインストールして実践できる有用な45の法則がまとめられています。他のビジネス書でも触れられている法則もありますが、こんな法則もあったのかと学びになる点が多かったです。特に行動量とスピードの面は私自身反省点ばかりだなと。

第一章の「思いついたらすぐやる人の思考アルゴリズム」はまさに今の私に徹底させたいことばかり。しょっぱなの「ピッパの法則」なんてまさにそうでした。「ピっと思いついたらパッとやるんだ」、ということです。迷惑かかるなぁ、何やってるんだろうと変な目で見られるなぁ、恥をかくなぁ、そんな根拠のないマイナスの考えが頭をよぎり足かせとなるなんてことはよくあります。こんな時、命までとられることなんでないんだし、リスクにもならないし、巨額な損失を被る訳でもないし、と割り切って腹をくくって行動できる思考アルゴリズムが足りていないんだなと猛省です。これを実践するだけで随分と成果も変わってくると思うので恐れず行動していく。2024年の私の最重要課題。

チームX(エックス) ── ストーリーで学ぶ1年で業績を13倍にしたチームのつくり方 単行本(ソフトカバー) – 2023/11/15

チームX(エックス) ── ストーリーで学ぶ1年で業績を13倍にしたチームのつくり方 単行本(ソフトカバー) – 2023/11/15

続けて同じ著者の方の本。

D2CのWebマーケティングにおけるチームビルディングでのノウハウが紹介されています。現場のリアル感が伝わってくるような展開で一気に読めました。

仕組み化とKPI設定、これはやはり重要だなと。これらによって期待するアウトプットも全く変わってくると再認識できました。よいKPI設定ができれば、人は自ら判断して動いていける。本書では、このKPI設定を個人にとって、チームにとって最適になるよう何度も微修正しながら改善されていました。これによって、個人が達成すべきゴールが明確化されるとともに、数値で互いが評価されることで、チームでありながらよい緊張感の中で目標達成に向けて個々が邁進していける環境づくりがなされていました。部分最適でなく全体最適になるような設定になっていることもポイントだったと思います。

リーダーの役割とは、こういった仕組み作りなんだよなと、自分に足りていないのはここなんだよなと。ここも2024年の重要課題として改善していく。

他にも積読が溜まっているので少しずつ消化していきたいと思います。

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