読書メモ 最近読んだ本

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最近読んだ本の備忘録、自分の学びのメモです。

畑村式「わかる」技術 

「わかる」ということがどういうことなのかを様々な角度から説明し、自分の活動の中に「わかる」を取り込み、活用できるように導いてくれる本です。

日常の中で「わかった!」という時、どういったプロセスを経ているのでしょうか?おそらく、今までの経験で自分の中に蓄積されている何らかの情報と瞬時に結びつけて一致している、または、どこかしらに共通点があり見たことがある、知っている、といった感覚を得ているのではないでしょうか。本書では、これを「テンプレートの一致」と表現しています。テンプレートが完全一致することもあれば、テンプレートの構造や要素レベルで一致していることもあるでしょう。「わかる」の仕組みが「わかる」と、「わかる」体験を増やすにはどうすれば良いのか見えてくる気がします。自分の中に構築された「テンプレート」を知識や経験を増やし発展させていけば、新たなテンプレートが創造され、「わかる」を拡大していけるでしょう。確実に自分の中に「わかる」を取り込んでいくには、自ら考えテンプレートを創造していくことが重要だと思います。現代求められる重要スキルである「課題設定力」もこの中で培われていくのだと思います。

ちなみに、別の著書になりますが「わかったつもり」という本もあります。そちらも合わせて読むと、「わかる」についてより深く味わうことができるかと思います。どちらも学びに溢れる書籍です。

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畑村式「わかる」技術 (講談社現代新書) 新書 – 2005/10/19

新 失敗学 正解をつくる技術

畑村先生の「わかる」技術で紹介されていたので、気になってこちらの書籍も購入し読んでみました。

正解のない時代をどう生き抜いていけば良いか、ヒントを得られます。私のように自分の頭で考え答えを出す、良い仮説が立てられないと課題を感じている方にとって本書はオススメです。

仮説を立てるにあたって三現が大切とあります。「現地」「現物」「現人」です。現代は、情報技術が発展し容易に望む情報を得ることができます。しかし、それら媒体から得られる2次情報だけでは、真に血肉とならず、深い洞察からの理解には至れません。三現で五感を使って現象を観察することで見えてくることが多いのです。そして、そこから得た情報や気づきが解像度の高い仮説立案につながっていくのだと思います。どれだけ便利な時代になっても、時間が許せば「三現」は大切にしなければならない姿勢だと感じました。

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新 失敗学 正解をつくる技術 単行本 – 2022/5/18

成功確率が格段に上がる起業の準備 起業は準備で9割決まる!

会社に勤めながら起業の準備をするステップを学べます。私のように何から手をつけていけばよいか迷っている方にヒントを示してくれるでしょう。

なぜ起業をしようと思うのか自分の棚卸しから始まり、アイデア出し、市場選択の考え方、リスクを小さく始める方法、など気をつけるべきポイントを教えてくれます。自分で会社を作るということは、会社員と異なり、全て自分で決めていかねばなりません。大きなやりがいがあると同時に責任も大きい。でも、きっとやりがいの方が大きいだろうな。また読み返そう。

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成功確率が格段に上がる起業の準備 起業は準備で9割決まる! 単行本(ソフトカバー) – 2023/11/8

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